記事紹介2019年10月07日
1. 住宅ローン減税は10年で終わります
まず大きいのが、現在の住宅ローン減税は10年で終了することです。
住宅ローン返済は、家計の出費でもかなりの金額を占めるため、住宅ローン減税を励みに頑張っている人も多いはずです。
その住宅ローン減税が終わり、住宅ローン返済に何のインセンティブも働かなければ、別の新築マンションを探して再度住宅ローン減税を受けたいという気持ちも高まります。
なお、消費税率10%が適用される住宅は控除期間が13年になります。
2. 物件価格が値下がりしないうちに買い替えたい
購入当初はあらゆる面で満足していた新築マンションでも、築後11年もたつと何かと古さを感じてしまうのが人間の性です。
特に、買い替えを検討している人が現在の新築マンションを見ると、現在所有しているマンションと比較してしまい、どうしてもその差を実感してしまいます。
幸い、都心のタワーマンションを中心に築後11年程度であれば、物件価格の値下がりも小幅に留まり、買い替え時の負担も少なくて済みます。
3. 家族構成が変化して間取りが合わなくなった
家族4人で入居した新築マンションであれば、子供部屋などの必要性から、最低3LDKの間取りは必要になります。
しかしその後、子供が独立したりして、逆に3LDKでは使い勝手が悪くなり買い替えを考えるのですが、そのスパンが10年前後と言われています。
仮に夫婦2人になれば、さまざまな選択肢が広がることになりますので、買い替えを考えるのも当然と言えます。
■現在の問題は物件価格の高止まり
このようにみていくと、築後11年前後の物件には売り要因が多いのも事実なのですが、問題は都心のタワーマンションを中心に値段があまり下がっていないことです。
当然ながら、中古物件ですから新築物件に比べて値段は安くなるのですが、立地が良いタワーマンションでは付加価値がプラスされて、値段がほとんど変わらないという現実があります。
ただ、ほとんどの物件は中古物件であれば値段が安くなっており、築後11年程度であれば、設備なども現在と遜色ありません。
中古物件は本当に一物一価であるため、自分たちが納得することを最優先に、物件探しをしていただければと思います。
(マネーの達人より引用)