記事紹介2019年10月04日
株式会社東京カンテイは、2019年9月30日、同年8月度の『中古マンション価格天気図』を発表した。
この『天気図』は、全国のファミリータイプ中古マンション流通事例価格を集計し、価格の上昇傾向を「晴」、下落傾向を「雨」といった形で表現したもの。
■横ばいが22地域から25地域へと増加
東京カンテイの発表によると、2019年8月は「晴」を示した地域が16地域から11地域に減少。しかし「薄日」は11地域から14地域へと増加し、今回最多をマークしている。「曇」は11地域から12地域、「小雨」は7地域から8地域と共に微増し、「雨」は前月と同じく2地域となった。
今回、日本全国で天候が改善した地域数は、9地域から7地域に減少した。しかし、悪化もまた16地域から15地域に減少しており、横ばいが22地域から25地域へと増加している。
東京カンテイは、東北・中国・九州地方において価格の下落傾向が見られると指摘。また、好調を維持していた北海道と沖縄県においても、弱含みが続いた点に着目している。
■三大都市圏、いずれも0.5%上昇
『中古マンション価格天気図』の発表では、同時に三大都市圏における中古マンション70平米換算価格の推移についても明らかにされている。
この発表によると、首都圏平均は0.5%の上昇をマーク。近畿圏は、中心府県が弱含んだものの、やはり0.5%の上昇を達成した。中部圏は、静岡県の強い上昇に牽引される形で、やはり0.5%の上昇を果たしている。
(不動産投資ニュースより引用)