記事紹介2020年02月20日
(株)不動産経済研究所は20日、2019年の全国マンション市場動向を発表した。
同年のマンション発売戸数は、全国で7万660戸(前年比12.0%減)。3年ぶりの減少で、1976年の4万9,955戸以来の低水準にとどまった。地域別では、首都圏3万1,238戸(同15.9%減)、近畿圏1万8,042戸(同13.9%減)と主要2エリアが2ケタ減。このほか、東海・中京圏4,650戸(同9.1%減)、北海道1,390戸(同15.4%増)、東北1,837戸(同3.6%増)、関東1,332戸(同5.1%減)、北陸・山陰453戸(同0.7%増)、中国2,724戸(同2.1%増)、四国465戸(同47.6%減)、九州8,529戸(同1.6%減)となった。
1戸当たりの平均価格は4,787万円(同0.6%上昇)、1平方メートル当たり単価は72万6,000円(同1.8%上昇)。平均価格は3年連続、単価は7年連続の上昇で、いずれも過去最高を更新した。
事業者別の供給戸数は、住友不動産(株)が5,690戸で首位。以下、(株)プレサンスコーポレーション5,305戸、野村不動産(株)3,941戸、三菱地所レジデンス(株)3,365戸、三井不動産レジデンシャル(株)2,365戸となった。これら上位5社については前年から順位変動はなかった。
2020年の発売戸数は7万戸(同0.9%減)で、ほぼ横ばいの見通し。
(不動産流通研究所より引用)