もともとマンションは、コンパクトで効率的な住宅として、通勤やショッピングなどの利便性に優れた駅や商業施設の近くに建設されることが多く、これは大手ゼネコンや建設関連企業が多くのデータを基に割りだした立地です。 近年、環境の変化やライフスタイルの多様化もあり、子育て世代から、高齢世代まで、あらゆる居住者に対応し、利用価値の高いマンションを選択する人が増えてきています。
分譲マンションはファミリー向けの幅広い物件が多く、3LDKや4LDKなどの広い間取りが主流です。また、長期にわたって住居するのが前提として作られるため、浴室乾燥機や床暖房などの快適設備から耐震、免震などの構造設計まで、住みやすさと安全性にこだわってつくられます。また入り口がオートロック式になっていたり、あちこちに監視カメラが付いていたり、セキュリティの面がしっかりしている場合も多く安全性が高い点も大きな魅力です。
マンションには管理組合があり、共用部分や外観の修繕及びメンテナンス、管理業務は管理会社に委託しているのがほとんどです。日常的に行われるものと、数年~30年ほどの長期修繕計画に基づいて実施されるものがありあますが、基本的には管理費と修繕積立金による対応なので、急な出費も少ないというメリットがあります。
地価の高いエリアは、資産価値も連動して高くなる傾向があります。しかし、そのようなエリアの販売物件も少なくなく、出たとしても高額すぎるて、購入が困難な場合が多いです。しかし、マンションはそう言った稀少な場所に人を住まわせる目的で建てられていますので、購入することが出来れば、自ずと資産価値の高い不動産を手に入れることとなるのです。
近年の大規模マンションにはフロント(コンシェルジュ)、ゲストルーム、ラウンジ、パーティルームといった住人専用の共用施設が充実しているケースも多く、規模が大きくなるほど、施設の種類やバリエーションも豊かになります。さらにコンビニやスーパーを始はじめとする商業施設を併設していたりする場合はさらに利便性が増すので、人気も上がります。こう言った生活利便性の高い大規模マンションは入居率も一般のマンションより高く、中古物件として売却される際に周辺相場より高めで売却されることが多いという実績があります。
マンション購入を考えている方の多くは、建物の管理状態や管理会社などを詳しくチェックします。衛生管理やメンテナンスが行き届いている物件であれば、築年数が経っていたとしても、住むに当たって安心できるからです。このように管理状態が良好であれば、住まなくなった物件でも、売却する方法だけではなく、賃貸として運用し、家賃収入を得ることも可能です。これも立派なが資産運用のカタチであり、質の高い管理物件となります。
構造上・形状によって異なる様々なメリット
「駅近マンション」「タワーマンション」「共用施設充実マンション」「リバーサイドマンション」「リノベーションマンション」などタイプ別でそれぞれのマンションが持つメリットや特徴をご紹介します。