マンションを選ぶ際に建物の安全性や快適性などを重視することは当然ですが、これからはさらに生活環境や将来性など、別の視点も加えて選ぶことが大切になってきます。では、いったいどのようなポイントを重視するべきなのか、今人気の中古マンション購入の理由やメリットとは何なのかを考えてみましょう。
購入したマンションに長く住むのか、それとも数年で売却するのか、その目的はそれぞれ異なります。しかし、「どうせ数年しか住まないから」といった安易な考えで、条件の悪いマンションを選べば、いざ売却しようとする時になかなか希望どおりの買い手が見つからないでしょう。どのような目的で購入する場合でも、「自分が長く住むならどうなのか」といった将来性を見越した視点が欠かせません。マンション自体の耐久性や維持管理体制が重要なのはもちろん、家族構成の変化に応じた可変性、災害時への対応など、今までとこれからの社会傾向や安全性も考慮することも重要なポイントとなります。
マンションを選ぶ際、考えておきたいポイントとして、その建物が位置する街が将来において、どのように変化していくかを想定することです。衰退していく可能性が高い街の場合、マンションの資産価値を下げていくだけでなく、住まわれている持ち主の生活にも大きく影響してきます。
1. 中心市街地からアクセスが良い所
2. 遊・学・働・医・住の機能が充実している所
3. 幅広い年代層の人々が集まる所
これらの条件を踏まえてマンションが位置する立地を選ぶことが重要です。
中古マンションを購入することには、たくさんのメリットがあります。また、より快適に住まうための方法としてリフォームやリノベーションもあります。中古マンションの幅広い選択肢と可能性を知ることも大事です。
ここ数年、利便性の高い地域での新築マンション供給率が少なくなっており、駅周辺や繁華街などに建つ可能性が低くなっているのが現状です。
その点、中古マンションなら物件数が多く、立地の良いものも少なくありませんから、通勤やショッピングなどの生活利便にこだわる方も、ご希望をかなえやすいと言えます。
住まいの良し悪しは、間取り図だけではなかなか分かりません。
中古マンションのメリットは、実際に部屋に入って採光や通風、窓からの眺望など立地条件を確認できることです。いろいろな物件をご自身の目で見て、リアルにシュミレートしながら比較出来ますから、あとで後悔することもなく安心です。
「マンションは管理を買え」とよく言われます。多くの人が集まって住むマンションでは、それぞれに生活のルールが決められ、それらがきちんと守られている、または管理体制が機能していることがとても大切です。
中古マンションでは、すでに先住されている方々の生活する上でのルールが守られているかを見られますし、実際にどのように管理運営されているかを事前に確かめることも可能です。
中古マンション最大の魅力は、なんといっても新築マンションよりもリーズナブルに購入できることです。問題になるのは主に経年劣化ですが、それをリフォームで改善すれば、立地などの条件がより良いマンションを、より少ない費用で手に入れ、ご自身に合う快適な住まいを手に入れることができるのです。