パストラルハイム萬代橋

響きあう価値が生む、Sクラスという真のスタンダード。それは、清水がすべてにこだわり、すべてを貫いたマンション。 萬代橋にふさわしい、真価を語れるステージがここにある。

文化という礎がなくては、文明という柱は立たない。その普遍的であろうとする文化と発展的であろうとする文明の葛藤を、ひとつの完成されたフォルムへ。低層部では、ガラスやアルミによって文明を象徴。その土台は、永く築き上げられてきたこの地の歴史を継承し、仰ぎ見れば、ガラスやメタルが変わりゆく時代の空を映し込む。その2面性を持つ表情は、新しく、懐かしい。
エントランスは、住宅にとって単なる入口ではない。そのアプローチには、階段とスロープを共存させることにより、高低差のあるリズミカルな変化を演出。コンクリートの独立壁も、ここではアクセントのひとつになり、街から暮らしへ戻る人を自然なまま迎え入れる。アーバンスケールから、緩やかに、ヒューマンスケールへ。ここは、いわば都市空間からプライベート空間へといざなう、ゲートウェイ。
新潟が誇る絶景に、日本の美意識は欠かせない。自然がつくった信濃川の美しさと、人がつくった萬代橋の美しさ。そのベストポイントの一画を占めるラウンジでは、信濃川と萬代橋が織りなす壮大な美をあえて空間の一部として切り取り、一枚の珠玉の絵画のように心ゆくまで堪能する。そこには、借景という日本の美学が息づく。