上所マンション

竣工当時の渡辺浩太朗 新潟市長からのごあいさつ 一文

現在の都市は、住民から人間的な生活環境を奪いつつあります。住宅行政の面でも、この失われつつある人間性とコミュニケーションをとり戻す方向に向かわなければなりません。
家を持つということは私共の大きな夢であり、また切実な、そしてささやかな願いでもあるのです。精いっぱい頑張っても、比較的地価の安い郊外に家を建てることしかできないのが現状のようです。
”ようやく実ったマイホーム”しかしそのよろこびもつかの間、都市施設の不満からくる不便さがいっぱいで色々の不満が訴えられています。
”できたら市街地に”という傾向が最近特に大きくなっているのもこのあらわれです。
そこで市としては、環境のよい上所島に、求め安いことを第一の願いとした高層の分譲住宅を建設するにいたりました。