既存マンション価格天気図、5月は下落傾向弱まる

（株）東京カンテイは27日、2024年5月度の「中古（既存）マンション価格天気図」を公表した。

全国47都道府県におけるファミリータイプの既存マンションの流通価格を、70平方メートルに換算・集計。その価格変動を、上昇傾向は「晴」、下落傾向は「雨」などの天気マークで表した。

同月は、「晴」が7地域（前月8地域）、「曇」が15地域（同16地域）と減少。「雨」が8地域（同6地域）と増加した。「小雨」は4地域（同4地域）、「薄日」は13地域（同13地域）で変わらなかった。

全国で天候が改善したのは6地域（同7地域）、横ばいは29地域（同30地域）とそれぞれ減少。悪化したのは12地域（同10地域）だった。

47都道府県のうち、前月比価格が下落したのは26地域（同28地域）と減少。前月と比較可能で事例数10以上の全国526市区町村のうち、246（46.8％）が下落し、下落した都市数は前月の291に比べて大きく減少した。5月は全国的に下落傾向が弱まったが、依然過半の県が前月比マイナスとなっている。

（不動産流通研究所より引用）