記事紹介2020年01月31日
株式会社東京カンテイは、2020年1月28日、2019年12月度の『中古マンション価格天気図』を発表した。
『中古マンション価格天気図』は、全国の中古マンション(ファミリータイプ)流通事例価格を月毎に集計し、その価格変動を天気マークで表したもの。「晴」では価格の上昇傾向を、「雨」では下落傾向を、それぞれ表現している。
■東北と四国地方が強含む
2019年12月の『中古マンション価格天気図』では、「曇」が7地域から17地域へと急増し、約2年8ヵ月ぶりに最多となった。「晴」は10地域から13地域に増加しており、「薄日」は14地域から8地域へと減少。「雨」は4地域から3地域に、「小雨」は12地域から6地域に、それぞれ減少した。この結果から東京カンテイは、価格動向は全国的にやや足踏み傾向であると考察している。
エリア別に「天気」を見ると、東北と四国地方が強含む結果となった。しかしその一方で、北陸信越地方は前月から弱含みの状態が続いており、天候も悪化した地域も目立っている。
■愛知県や京都府で天候が改善
2019年12月に「天気」が改善した地域数は、10地域から17地域へと増加した。横ばいは23地域から21地域に、悪化は14地域から9地域に、それぞれ減少。前月比価格が下落した地域数は、18地域から19地域に増加している。
三大都市圏の動きとしては、愛知県や京都府で天候が改善。また、都市圏の中心都府県が強含みを示すと共に、郊外部では弱含む傾向が見られる結果となっている。
(不動産投資ニュースより引用)