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記事紹介2019年11月01日

中古マンション価格、下落地域数は減少

(株)東京カンテイはこのたび、2019年9月度「中古マンション価格天気図」を発表した。これは、全国47都道府県のファミリータイプ中古マンション流通事例価格を月ごとに集計し、価格変動を「天気マーク」で表示したもの。
それによると、9月は「晴」が11から17地域に増加。「雨」は2から5地域に増加。「曇」は12から10地域、「小雨」は8から7地域、「薄日」は14から8地域にそれぞれ減少。47都道府県のうち前月比価格が下落した地域数は、25から20地域に減少した。

三大都市圏では、首都圏は東京都が前月比2.7%上昇、神奈川県は3.2%上昇、千葉県は0.2%下落、埼玉県は0.7%上昇。首都圏平均は0.6%の上昇となった。近畿圏は大阪府が0.1%上昇、兵庫県は横ばい、京都府は5.3%上昇。郊外部は滋賀県で0.7%上昇、奈良県で0.5%下落。近畿圏平均は±0.0%の横ばいとなった。中部圏は愛知県が3.9%、岐阜県が4.7%、三重県が0.2%それぞれ上昇。静岡県は8.8%下落し、中部圏平均では2.1%の上昇となった。

地方圏をみると、北海道は前月比5.3%と大きく上昇し1,719万円、札幌市は3.3%上昇し1,766万円。札幌市では最も事例の多い中央区で3.5%、次いで事例の多い豊平区で0.3%、北区で2.9%それぞれ上昇している。宮城県は1.1%下落し1,991万円、仙台市は1.3%下落し2,031万円。仙台市では事例数最多の青葉区で1.3%下落。次いで事例の多い太白区では0.2%上昇したものの、宮城野区で5.2%、泉区で0.6%それぞれ下落しており、同市の価格を押し下げた。

また、広島県は1.3%上昇し2,098万円、広島市は0.6%上昇し2,211万円。事例数最多の中区で2.9%、東区で0.6%それぞれ下落。一方で南区では3.4%、西区では2.4%、安佐南区では2.1%それぞれ上昇し、同市の価格が強含んだ。福岡県は0.2%下落し2,041万円、福岡市も0.2%下落し2,451万円。福岡市では博多区の4.0%上昇を除く7区中6区で弱含んだことで、同市の価格が下落した。

(suumoジャーナルより引用)