記事紹介2019年08月30日
(株)東京カンテイは29日、2019年7月度の「中古(既存)マンション価格天気図」を発表した。全国47都道府県のファミリータイプの既存マンションの流通価格を70平方メートルに換算・集計。その価格変動を上昇傾向は「晴」、下落傾向は「雨」などの天気マークで表現した。
当月は「晴」が16地域(前月16地域)、「雨」は2地域(同2地域)と前月から変わらず。「曇」は11地域(同10地域)、「小雨」は7地域(同4地域)とそれぞれ増加した。「薄日」は11地域(同15地域)と減少した。
全国で天候が改善したのは9地域(同7地域)に増加。横ばいは22地域(同28地域)に減少した。悪化も、16地域(同12地域)に増加した。
47都道府県のうち前月比価格が下落した地域数は28地域(同20地域)に増加。東北、中国・四国地方で弱含みの傾向がみられ、四国は4県すべての天候が悪化している。地方中枢4都市でも、札幌市、仙台市、広島市で価格が下落しており、宮城県は小雨から雨に、広島県は8ヵ月ぶりに晴から薄日に転落した。三大都市圏はすべての都市で強含んだものの、都道府県別に見ると埼玉県、神奈川県、愛知県などで下落している。
(不動産流通研究所より引用)